R0T123メソッドとはなにか

シェアする

こんなことってありませんか?

間違ったトレーニングは体を壊す

R0T123メソッドについて、もう少し詳しいお話をしましょう。

みなさんは、これまでにトレーニングをし過ぎたことでかえって身体を壊してしまった経験はありませんか?

また、子供の運動会や地域の運動会で頑張り過ぎて、筋肉を傷めたり腰痛が出てしまったりしたことはありませんか?

競技者の人は、どこかに違和感を感じながらも無理をし過ぎて、肉離れを起こしたり、復帰をあせったことでオーバートレーニングになり、かえって復帰を遅らせてしまったりしたことはありませんか?

どのケースも、自分の身体の現状に適した運動ではなかった結果から、起こってしまったと考えます。

TRAINIが提唱するR0T123メソッドは、自分で現在の身体の状況を把握するメソッド「ものさし」を活用し、身体の現状に応じた運動を推奨していくものです。

R0T123は身体の状態の「座標=ものさし」

冒頭の表で説明しましたように各人それぞれ違った状態があるのです。

       R3→R2→R1→0→T1→T2→T3

 R・ 0・ Tはそれぞれ身体の具合の状態を表しています。

表にもありますようにRはリハビリゾーン、0は極めて普通、Tはトレーニングゾーンです。表にもありますように

♣ ゼロ・ゾーンは普通の生活を普通にできる状態

基準となる0(ゼロ)は、極めて普通の状態です。どこも痛くないし、張りもありません。仕事もできるし家のこともいろいろできる状態です。

子供は、当然大半が0(ゼロ)だといえるでしょう。しかし、近年は社会状況の変化から子供の生活習慣が変わり、0(ゼロ)でない子供が増えてきているのは残念ながら事実です。

♣ R(リハビリ・ゾーン)では一旦運動を休む

Rゾーンはいわゆるリハビリゾーンです。

R1…ちょっと身体のどこかに違和感がある

R2…ちょっと張りがある

R3…痛みがある

このような状態の時に、負荷をかけるトレーニングをしたらどうでしょう。かえって身体を傷めてしまう恐れがあります。

腰が痛くて動けない。動こうとすると体に激痛が走る。このような状態はR3といえます。この状態では日常生活はおくれません。

体を動かすことはできるけれど、足・腰・肩などに痛みがある。あるいは肩が異様に凝っている。そのために日常生活に多いに支障があるという状態です。

R3,R2は骨が原因である外科的な治療、あるいは内臓が原因の内科的な治療が必要となることが多いといえます。R2の状態はR3の治りかけともいえます。いずれにしてもこのゾーンの方は慎重な調整が必要となります。

ところでR1とはどのようなものでしょうか。実はこの状態はは意外と厄介なのです。医者にいっても何も悪くないといわれることが多く、骨にも内蔵にも異常はないのに体には何ともいえない違和感があるし疲れやすいという感覚が長く続きます。

厄介な点はここにあります。R1の状態で「調子が悪いのは運動をしていないからだ」と思い、あしたから10Kmものウォーキングや腕立てや腹筋、ダンベルを上げ下ろしたりと体にいままでになかった負荷を与えようとします。

たしかに運動不足が原因で身体が不調に陥っている場合が明らかに多いのですが、だからといっていきなり高負荷のトレーニングメニューを与えたらどうなるでしょう。そうです。「健康のために運動をしたらよけいに体を壊した」ということになります。こういったケースは枚挙にいとまがありません。

Rゾーンいるかたにとって重要なことは、身体が0(ゼロ)状態になるまでトレーニングは一旦休むことです。その間、TRAINIが提唱するR0T123メソッドを毎日行うことで、少しずつ0(ゼロ)に近付くことができるのです。

♣ T(リハビリ・ゾーン)でも油断は大敵

 Tゾーンはトレーニングゾーンです。運動ができる(T1)、競技者として活躍できるぐらいの身体状態(T2)、トップアスリート級の身体状態(T3)

Rゾーンにいる方にとっては、なんともうらやましい状態がTゾーンです。Tゾーンにいるかたはトレーニングに負荷をかけることができます。大いなる記録に挑戦することもできるでしょう。

しかし、注意しなければいけないことは、いかにTゾーンにいるかたでもやはり無理な負荷は禁物ということです。実際、T3ゾーンにいるはずのトップアスリートが突然故障し、その年の大会に出られなくなったという話はよく聞きますね。

実は私も数年前に負荷をかけすぎ体を壊してしまったことがあります。大会を控えていたのでしたが、あきらめざるを得ませんでした。調整に一年以上かかってしまいとても悔しい思いをしたことを今でもおぼえています。

こういうケースは間違ったトレーニングによりT3からいきなりR2の状態に移行してしまったことになります。いかにアスリートでもR2になればトレーニングは一旦休むべきです。ゼロ状態になるまで調整が必要です。

こういった場合の調整にもR0T123メソッドは活躍します。Rゾーンからゼロを目指すはだれもが同じ道を辿ることなのです。

では、R0T123とは何をどのようにするものか

Rゾーンからゼロを目指すことは、さまざまな方法がありますが、私が提唱するメソッドは「誰もが無理なくゼロを目指すことができる」というものです。また、トレーニングのための大それた器具も特に必要はありません。

世の中の多くの書物には「この運動を一日3セットやります」と書かれているものがありますが、R0T123メソッドは特に何回やるとか何セットやるとかの制限はありません。できる時に気持ちよいだけやればいいのです。

では、なにをどのようにするかそれを次回の連載でお伝えしていきましょう。お伝えするメソッドはたくさんのメソッドの中でもっとも基本となるものです。当ジムでは人それぞの状態にあった適切な調整・トレーニングメニューをご提案させていただいていますが、次回から連載するものは基本メソッドとしてかならずといっていいほどトレーニングメニューに含めているものです。

メソッドを実践するとわかりますが、実践1日目で身体が変わってきます。これは、実践者すべての人が実感できるものです。

まずは基礎編をどうぞ->

こんにちは身体改革パーソナルジム代表の松本です。 本日よりR0T123メソッドについて何回かに渡って実践講座を公開いたします。 基本編で...

シェアする

フォローする